私は「可能性」という言葉を肯定的に使うことが多いです。例えば「まだ達成できる可能性はある」「今から頑張れば可能性は残っている」等です。しかし世間では否定的に使用することも多いようで「感染が拡大する可能性が高い」「変異ウイルスは毒性が強い可能性がある」といった表現をよく聞きます。私の考えでは「世の中に絶対はない」という意味で「頑張ればできる」的に使うことが多いのですが、さすがに限りなく0%に近い時は使用しません。マスコミも0%に近い時は使わないと思うのですが、何%ぐらいから「可能性」という言葉を使うのでしょうか。もちろん注意勧告の意味を込めて「感染が拡大する可能性」という言葉を使っているのだとは思いますが、拡大するかしないかは基本的に2択であって、拡大する可能性が70%であれば拡大しない可能性は30%ということになってしまいます。そう考える拡大する可能性が50%を超えた時に「感染が拡大する可能性」という言葉を使うべきだと思うのですがそうでもないようです。時には専門家の方が「可能性は0ではありません」とコメントされることもありますが、基本的には「世の中に絶対はない」ことが多いので当たり前だと思います。ただ、視聴者としては勝手に可能性が50%、60%、70%ぐらいかなと思い込んでしまうので、マスコミは可能性という言葉を使うのであれば、何%ぐらいの可能性なのかをはっきり言ってほしいですね。
4月3日|可能性
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